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BKU工法


BKUとは?

 BKU(ベーカーウー)とは、コンクリート下水道管路・構造物等を合成樹脂プレート(BKUプレート=PVCリブ付プレート)で保護するシートライニング工法です。


 BKUはドイツ語の
   eton(ベトン=コンクリート)
   unststoff(クンストストッフ=合成樹脂)
   nit(ウニット=一体化)
 の頭文字をとったもので、文字通りコンクリートと合成樹脂を一体化したものです。


 近年、下水道管路や下水処理施設のコンクリート構造物が、下水中に含まれる硫酸イオンや微生物等のために腐食するという問題に直面しています。
 その防護対策として種々の工法がありますが、水と共存するコンクリート施設にあって


  • 水分があっても施工可能
  • コンクリートと強固な結合を保ち
  • コンクリートの防食性能をもつ
  • メインテナンスフリーを目指した工法

として開発されたものがBKUです。


BKUの特性

1.耐防食性・平滑性・耐摩耗性 下水の硫酸濃度pH4~1の環境下でもBKUプレートは影響を受けません。
 また、BKUプレートは、平滑性に優れ、その粗度係数は0.010を採用でき、耐摩耗性についてもコンクリートの4~7倍の性能をもちます。
2.コンクリートとの固着性  特殊形状のリブをもつBKUプレートは、コンクリートと物理的に強固に一体化して、はく離の危険性がありません。
3.BKUプレートの接合  幅30cm程度のBKUプレートの接合は、BKUジョイントと呼ぶ接合材で簡単に行うことができます。
4.施工性 天候や気温に左右されることなく施工ができます。
特に、補修工事においては、施工面の凹凸や湿潤状態の程度にかかわらず施工ができます。
5.経済性  長期的にコンクリート防食性能を保つので維持管理費の節約ができます。

BKUの特性

項目 単位
SI(MKS)
規格値
SI(MKS)
備考







mg/cm2 ±0.2以下 JIS K 6741
塩化ナトリウム(10%)
硫酸(30%)
硝酸(40%)
水酸化ナトリウム(40%)




引張強さ kN/cm2 (kgf/cm2) 4.707 (480以上) JIS K 6741
伸び % 120以上 〃 参考
シャルピー衝撃強さ kj/m2 (kgf・cm/cm2) 7.8 (8.0以上) JIS K 7111
ビカット軟化点 80以上 JIS K 7206
硬度
(ロックウェルRスケール)
水100以上 JIS K 7202
硫化水素暴露試験 強度の低下は
認められない
シャルピー
衝撃強さ

BKUプレートの摩耗試験

試験片 摩耗深さ(×10-2mm)
BKUプレート 4.6
(参考)天然御影石
天然大理石
コンクリート
6.6
67.2
20~35

試験方法は、JIS K 7204によります。

摩耗試験の状況

用途

 コンクリート製品から、構造物まで多種多様な用途があります。


施工実績